2022.11.04
浜松市春野町にて行われた林業研修会に行って来ました。
自伐型林業(小規模伐採)は小数人で作業道、伐採、搬出を行います。
自然と共存し一度に沢山伐採するのではなく、少しずつ木を伐り
木を残し、50年、100年先に大きな木になるよう環境を整えてやります。
9月に来た台風の被害場所の見学
たくさん降った雨が山肌をつたい、大量の水が沢に流れ込み土砂を押し流し
作業道を壊してしまいました。表面はコンクリートの道ですがその下に水が入り込み
崩壊していました。
作業道見学(伐った木を麓に運ぶ道)
今回作った林道では、地盤補強の為に
カーブや柔らかい所に木組みを入れて地盤の強化をしてあります。
基本的には3t位の車両が安心して通行出来る道に仕上がってます。
時間はかかりますが大雨が来ても道の崩壊はなかったです。
水の流れを遮らない作りとして、下部に石を積み重ねてその所に流します。
雨が降るたびに道の補修していたら、仕事が進みません。
林内作業車
車が入れない所では、クローラータイプの作業車を使い伐った木を集めたり運んだりします。
この小さな林内作業車でも2~3t位の木の運搬ができます。(4m材を5~8本位)
伐る本数も決めてあるので、必要以上に大きな車は必要無いです。
大規模に伐採すると森の生態系も崩れ、山自体不安定になり、雨が降った時に水を蓄えきれなくなって
土砂崩れを起こしてしまいます。
環境に配慮した林業を継続する事で、森と共に生活する活動を行って行けば、将来大きくなった木々の恩恵を頂いて、また新たな山の再生につながると思います。